まちぼうけの日々

まちぼうけて2代目。

講演

昨日(12/15)は通っている高校の図書委員も含めた近辺の高校20校が集まって図書委員発行の図書便りをランキング付けするとてもくだらない集まりがあった。
最初は面倒くさいと思ってたが作家の人が来るみたいなのでとりあえず行ってみることにした。

最初は集まった場所の高校の校長からのご挨拶。べちゃくちゃと15分ほど話してた。
そしてその後は一時間半の講演。今回講義してくれるのは作家の橋本紡さん。正直第一印象はちょっとインサイド的なだぼだぼで抑え目な色な服でこっけいな顔だった。
そして始まる講義。司会者の体格のいい(野球部でキャッチャーをやってそうな)学生が「それでは橋本さんお願いします。」と言うとマイクを持ち挨拶。
そこで僕が覚えている言葉と言えば、「僕は一方的に喋るのはどうかと思うから、嫌でも皆さんに質問していきますので頭の中で考えておくように」と寝させないためなのか意見が聞きたいのか前もってマイクを向けますよコールだった。
それを聞いて僕自身「この人はちゃんと考えてるんだなあ」と思った。なぜなら前もってこう言う人はなかなかいないからなあ。

話の内容は主に図書室で借りられる本について。そして今話題の携帯小説だったりと。
橋本さん曰く最初は電撃文庫で新人賞で受かってライトノベル作家から入ったらしく、途中から大衆文庫作家になったがライトノベルの売り上げが丁度そのときから伸び続けて残念な思いをしたとか。
そこを惜しむ事無く金銭話とかをしてきて皆興味津々。質問タイムの時間とかほとんどそれとかだったしねえ。
あと他にはやはり「作品を書く時はどういう風にしてるんですか?」とか「イラストレーターの人とはどうやって連絡を取ったりしてるのですか?」などなど。
その都度的確な返答をしてやはり作家は答え方も違うなあ。と実感。
そして口癖のように何度も言う「一般作家は私小説で、ライトノベル作家は読者を楽しませる気で書いた文」と最近の一般文庫の面白さの無さ発言と売り上げ話をくっつけて話は進行。
最後にこれから作家を目指す人にむけて喋って終わり。

次にそれぞれ班毎に別れてそれぞれの学校の図書便りの二次審査。そこで僕たちの班だけ異様に盛り上がってたのは間違いない。初対面なのに・・・。
その後ランキング発表で賞状を橋本さんから授与されて盛り上がって閉会。終了。



なんだかんだいってかなりボリュームがあってよかった。と実感。また来年も行きたい!と思った。
こういうこともあるから図書委員は辞められない。