まちぼうけの日々

まちぼうけて2代目。

あの頃はピーピーピーだった。

よく巡回するとあるニュースサイトにこんな匿名記事があったので読んでたら、丁度僕ぐらいの年代かもう少し下の人達までがこの経験をしたんだろうなあという気持ちになった。
あくまで僕自身の気持ちだけど。


まだADSLどころかインターネットって言葉すら知らなかった僕は、親父が知り合いから貰ったLC630をMacFan片手にしこしことシステムをいじってはSadMacを出して怯えてた気がする。
その時入ってたOSが8.1だったので当然8時代にインストールされるであろうインターネットエクスプローラ3.1が入ってたけど、当時はそんなソフトには見向きもしてなかった。
というよりアプリケーションフォルダよりシステムフォルダをいじくりまわしてたしなあ。気づくはずも無いか。


21世紀になって、何を思ったのか両親がiMacG3を買ってきた。当時は映像編集も思いのままとiMovie2を大々的に宣伝して、なおかつ内蔵してた500Mhzのグラファイトだった。
当然今まで使ってた630*1とは格段に違う処理スピード、OSも9.04だった事など色々変わった所が多く、特に映像編集……といってもHi8カメラしかなくペイントソフトで何か書いてはパラパラ漫画を作るようにiMovieを用途を根本的に無視する感じで使ってた。
そんな中テレビで名前は忘れたけど結構有名な女優が出ていた、当時有名だったODNの宣伝CMを何度か見て興味本心で両親があっさりと契約。
インターネット?モデム?な僕はとりあえず本屋にいってまたMacFanなりを読んで情報を得て自分なりに解説した。


開通当日、iMacを買った時に付属していた電話線をつなげて、郵便で来た書類にある設定類をリモートアクセスに入力し、どんな事が起きるんだろうというわくわくした気持ちを抱きながら「接続」ボタンを押した。
ピーヒュルルルピガーピガー...という電子音に何故か落ち着くような感覚になりながらも「接続」が「切断」に変わり、接続時間が1秒、2秒となったのを確認して、既に起動していたインターネットエクスプローラに「www.odn.ne.jp」と打ち込み、リターンキーを押した。

それから半年くらいたって、ぽけっと☆ぱーくを見つけて遊んでいたけど、そのはなしはまたいずれ。


その後3年程ダイアルアップモデムを経験し、ADSLが普及した頃には速度面にも不満を持っていたのもありT-comへと移行。そして今度はテレビの問題で今も契約しているケーブルテレビへ移ってきた。
今ではこうして常時接続でいつでも気軽にネットができるけど、こう文章で書き起こしながら思い出すと電話線をつなぎ変えて、料金を気にしながらオフライン表示なり巡回ソフトでhtmlをダウンロードしたりと工夫を色々してたんだなあと思った。



あの頃お世話になった某磁石ネットの人達、今は死語に近いサイトにあるチャットページとかでよく話した人達は元気にしてるのかな。

*1:その時はすでにマザーボードが焼けていて、分解して粗大ゴミに捨てていた