まちぼうけの日々

まちぼうけて2代目。

THE CINEMATIC CIRCUS

これは、DTM Advent Calendar 2016 23日目の記事です。


去る10/30に2年ぶりのアルバムとなる「THE CINEMATIC CIRCUS」を出しました。


あまり作品をあれこれ書くのも好きではないけど、
何故か今年もアドベントカレンダーに調子に乗って参加表明してしまったので記録として書いておこうかなと。

三部作

実は今回のアルバム、過去2作品と合わせてトリロジーのひとつとして作ったんですよね。
時系列でまとめると、

  • OPUS COMMUNICATION

18世紀のお洒落な文化

  • THE CINEMATIC CIRCUS

20世紀中盤のちょっぴり大衆演劇を意識した感じ

  • 空想デイズ

現代以降の未来観

をイメージしながら書いてたんです。
じゃあどこが共通しているのか?という部分は各自思うところがあると思うので探してみてください。

エレクトロ(ジャズ)スウィング、いいよね

基本アルバムとはいえ過去の楽曲を収録するということをしないので毎回新規ですべて書き下ろしているのですが、
今回のアルバムを作る時に何を作ろうかなーと考えていた時にある曲に出会いましてね。

最初に耳にして思ったのが「こういうジャンルもあるのか〜〜!!」なくらいこのジャンルを知るのが遅すぎましたね。
で、その後twitterで見つけたのがこの曲。

これだ、これでいこう。と思って制作が始まったのでした。
正直昨今のEDMありきな楽曲が多く、かつとにかくやかましさだけが募っていたので、それに反発する形だったというのもあるのかな。
今はこのジャンルにお熱状態。というより元々ブラックミュージックやJ-POPを聞いていたというのもあるので、
あまり早くてドンドコ言うような楽曲が合わないというのもあるかもしれない。

ボーカルモノは(歌詞を書くのが)つらい

タイトル通り。
大変幸せなことにボーカルを頼める方という縁がこの1、2年で生まれたというのもあるけど、とにかく歌詞を書くのがつらい。
元々文章をたくさん書くようなタイプではないので、小説やエッセイとは違う、わずか3〜5分以内に完結にまとまった、
しかも音の数に合わせた短編文章を書くのはしんどい。
それでも書くのは多分そうしてでもアウトプットしたい気持ちがあるのかなーという事なので、今後もそうしていくのだと思う。
あと、私の好きなアーティストに歌ってもらいたいというのもあるかな。ひなた春花さんがまさにその例なので。


ちなみに、たまに
「意味深な歌詞ですね」
といった事を言われますが、正直
「何も考えずひたすらその場面で1番良さそうな雰囲気・情景を綴っただけ」
の文章なんですよね。

次はどうするの

構想はもう4作品先まで考えているからとにかく作る時間を確保したいし、けれども物語系楽曲は疲れるのでちょっとおやすみしたいかな。
でもそういった作品を作るのは好きだし、今後作りたい楽曲もそういった系統のほうが作りやすいというのもあるのでなるようになっていければと。
少なくとも2020年までは曲を作っていくという事をやめたくないですね。あと3年と少しか。

そうそう忘れてた

おかげさまでCD盤が売り切れましたので、bandcampにて配信します。
しかもこの日記投稿後から31日までの期間限定で800円、配信されている有料アルバムが全部合わせて30%OFFで買えるのでどうぞ。
(ユーザー登録しておくと再ダウンロードやブラウザ上で再生できて便利です)
https://dimbow.bandcamp.com/album/the-cinematic-circus
来年1日から諸々の事情で1000円になりますのでご注意を。


最後にそんな私が最近知り、その個性的さや楽曲へのアプローチに共感するアーティスト、星野源の1曲で〆ます。