まちぼうけの日々

まちぼうけて2代目。

大学は高校の延長線上にあるものじゃない。

「T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る」


昨日あたりからtwitterのTLやRSS購読してる日記にこの漫画についての発言をよく見かけたので、ついさっき読んだ。
読んでみて一番に感じたのは、ご丁寧に作中にも載ってる


「学校はあくまでも知識(やそれに見合った機材)までしか提供できない」


といったところだろうか。


いくら真面目にやりたいと思っていても、場所を間違えてしまえば
「大学生活」や
「リアルな生活」も
駄目になってしまうんだろうな・・・というのが、実際今まで身近にいる人達との関わりを経験して感じたことかな。


特殊な例がたとえあっても、それに期待するのははなから間違えてる。



twitterで知り合い、日記を購読している「Mood for a Day」のこの記事にも書いてある通り、過剰な大学への期待はするなというのが僕としてもとても共感できる部分だ。
さっき書いたとおり、大学はあくまでも「何かをする上で必要最低限な『基礎的な事』」と、「それに見合った『材料』」しか与えてくれないというのが僕自身大学に入ってすぐに気がついたことだった。


今まで「趣味」として中学の時に文化祭や卒業式に映画を作ったり、高校の時に行事紹介動画を作ったりとしていたが、大学進路の時にはやっぱり最初は専門学校に行こうか少しは悩んでいた。
けど、実際は単純に「大学を卒業した」という証がほしいがために専門をやめ、あえて大学に進学した。
その時にオープンキャンパスで行った際に「情報学科なのに専門レベルの映像機材がある」といった事が、今通っている大学を選んだ理由なんですけどね。


そして実際に入って何をしているかといえば、その大学の機材類を借り、結局は自分で「何が作りたいのか」といった事を考えて、ただ「機材を使わしてもらって」作品を作ってる状態になっている。


結果として、「あー大学でしっかりと教え込まれてるなあ」と思うところなんて、今まで大の苦手だった「数学」と、新しく学ぶ「論理回路」と「グループ開発のノウハウ」くらいじゃないかと思う。
もちろんこういった事を期待しているのならいいのだろうけど、僕としては正直この先本当にSEになれるのか、それとも情報学科なのに映像系の方へ就職するのかとか全く想像がつかない。
ましてや映像系行きたいならそれ専用のコースもあったんだしそっち行けよって話だったんですけどね。


だからこそ、中学、高校の間に「どうしても・・・どうしても!」といった気持ちがある上でやりたいことがあるのなら、自ら進んで独学でもいいので(むしろそのほうがいいとは思うけど)勉強してから、進路を決める際に見極めるくらいの事をするべきなんじゃないんですかねと思いますね。
僕としても今やっていることをもっと前にやっておけばよかったと思ってるくらいだし。



なのでまだ受験を経験してない子たちはしっかりと
「その学校がはたして自分に見合ってるのか?」
「学校に入る前にやっておいて損はない物があるんじゃないのか?」
といったことに注目して進路を決めていきましょう。
別に義務教育ではないんだから、最悪入学せずにそのまま働くってのも手だけどね。


それでも同い年くらいの子でも「こんなことも分からないの?」とか平気で言う人達もいるから恐ろしい。



そういえばこんな記事もあったし、そもそもあのマンガって「ルポ」と付ける意味あるのかしら。